倍速で聴くと宇宙人の声になる問題

録音した声を倍速で聴くと、謎の宇宙人的声（実際は知りません）に聞こえちゃう、という経験、ありませんか？
ちょと違いますけど、昔むか〜し、流行りました、喉（声帯部分）を叩きながら「ワレワレハウチュージン」とかって←古すぎ!? (๑>◡<๑)
あれに似た感じに聞こえます。

アレね、元の声の周波数はおんなじなんですけど、倍速にすると周波数が変わるから変な声に聞こえちゃうんです。

会話の周波数は一般的には、おおよそ

★女性の話す声：200〜300Hz
★男性の話す声：120〜200Hz

と、男性の方が周波数が低い、つまり声が低い。
声が低い人は声の周波数が低く、声が高い人は周波数も高め、ということが言えますが、もともと高めの声の方もおられますし、嬉しいことがあったときや大好きなアーティストのライブの後なんかで気分が高揚してる時はもっと高い周波数で話してるということです。

音や声は振動＝空気の振動、なので、1秒間に何回振動してるかで周波数として表示されます。
ちなみに、周波数の単位はHz（ヘルツ）で表されます。

例えば、YouTubeで150Hzくらいの周波数でしゃべってる男性の動画を10秒間、2倍速で聴いたとします。
1秒間に150Hzってことは、10秒間だと振動は1,500回、倍速だと5秒で1,500回の振動ということになり、1,500÷5秒で300回。つまり300Hzの周波数になるってことです。
なので、声の質は同じなんだけど、300Hzだと声が高めの女性の声に聞こえるってことです。

ある調査では、30％くらいの人が倍速視聴をしているというデータがあります。
倍速で聴くのは、最初は記憶に残らないですけど、慣れてくると理解することができるようになります。

今では時短の意味もあってなのか、×1.5、×2で速聴する人が多いです。
でもね、YouTubeやstand.fmなどは、倍速で聴いてもタイムストレッチという自動補正機能が働くので、宇宙人が話してる感じには聞こえないってことなんです。無駄な振動は自動的に間引いてくれてるんですね。

すごい!!!(´⊙ω⊙`)

というワケで、
「倍速で聴くと宇宙人の声になる問題」は解決されたことと思います♪

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