神社にハートマークがあちこちにあるのは?
神社参拝に行った時にハートマークが使われてるのを発見した瞬間、なんだか得した気になりませんか?
2021年2月12日、旧正月と新月が重なる日に奉拝した近所の神社の柱にも、やっぱしハートのマークがあることに気づきました♡今頃^^;
このハート、ハートのつもりで使われてるのではなく、「猪目模様(いのめもよう)」という装飾模様の一つで、猪の目に似てる、菩提樹の形に似ている、など、火除け・魔除として飛鳥時代(奈良時代という説もあり)に中国から来た模
様だそうで、多くの寺社の建築物に施されています。
火除けの意味は、陰陽五行由来。五行とは木・火・土・金・水(もっかどごんすいと言われています)、十二支の干支の亥を五行に当てはめると属性は水のエネルギー、つまり火を消すという意味で用いられています。
今までに参拝したいろんな寺社で撮った画像を振り返ってよ〜く見ると、あんとこにもこんなとこにも、至る所で♡が使われていることに気づきます。私たちが勝手にハートと思ってる形は、上下逆さまです。
で、魔除の意味は、古事記によると、むか〜し昔、イノシシは祟り神として恐れられていて、イノシシを祀ることで祟りからのがれよう、という考えがあったそうです。
神社の巫女さんが御神楽を舞う時の鈴にも、この模様があります。
余談ですが、巫女さんが舞の時に使っておられる鈴の数は、3・5・7で、天を祓い、地を祓い、人を祓う、という意味があります。
話が果てしなく発展していきそうです^^;
今日の話題をまとめます。
寺社では、建築物にハートがあちこち使われている。それはハートとして使っているのではなく、火除け・魔除として装飾を施してある、ということです。
ご参考までに♪
2021年2月15日